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中田園さんは日々試行錯誤を繰り返す、とっても勤勉な納豆屋さんです。緑色の納豆を造りたくてえんどう豆で納豆を作ってみたり(美味しくなかったそうです)、もやしのタネで納豆を作ってみたり(発酵しなかったそうです)。奇想天外な発想にチャレンジして失敗してもめげずに頑張るからこそ、どんどん新しい美味しい納豆が生まれていくんですね。
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蒸煮釜

黒豆の盛込み

盛込み機

書き書き
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社長の中田さんにインタビュー。まずは中田園の歴史について聞いてみました。
中田さん:うちはもともと先代の兄弟が別々の食品店を営んでいたんです。それで「あ、納豆屋さんがない」って事に気が付いて先代が始めたのがきっかけですね。
麻悠:当時から地域に根付いた納豆屋さんだったんですか?
中田さん:そうです、十勝中心の地域的な納豆屋さんでした。でも当時はまだそんなに、十勝にだけこだわろうとかいう意識はありませんでした。
麻悠:いつからそういう意識が強くなったんですか?
中田さん:平成に変わった頃かな。物流が良くなって、十勝に他の大手メーカーが入ってきたんです。それで、うちの納豆が売れなくなって経営が悪化してしまいました。
麻悠:大手メーカーの勢いはやっぱりすごかったわけですね。
中田さん:そうなんです。それに当時、道内は赤い納豆が主流で・・
麻悠:赤い納豆??
中田さん:炊きすぎると納豆が赤くなってしまうんです。でも当時は赤いのが当たり前だと思っていた。そしたら他所から入ってきた大手さんの納豆は赤くないでしょう。そこで調べるうちに、やっと炊きすぎていたんだって事がわかったんです。そこからは自社の納豆の品質をあげるための試行錯誤です。
麻悠:具体的にはどんなことをしたんですか?
中田さん:工場見学をさせてもらったりしましたね。それで雪温熟成をとりいれたんです。
麻悠:雪温熟成??
中田さん:冷凍や冷蔵とは別の新しい温度帯が雪温です。細胞を凍らせないで熟成させるためより旨味を引き出せるんです。
麻悠:そうすることで納豆はどうなるんですか?
中田さん:日持ちもするし、糸引きもよくなります。さらに、粉を吹いた白っぽい納豆を作ることができるようになったんです。
麻悠:納豆の質の向上に繋がったんですね。
中田さん:あとは試食販売も実施しました。生の消費者の声はとても参考になりましたし、自信もつきました。「あ、納豆ってこんなに豆の味がするんだ」って驚く若いお客様がいらっしゃったり、「昔、自分が手造りした納豆の味がする」って言ってくださるご高齢のお客様もいらっしゃいました。
麻悠:自分の会社の納豆が、伝統的な美味しい納豆だって事が消費者の口から伝えられるのは嬉しいですよね。
中田さん:でもやっぱり大手さんには勝てなくて。そんなときに、地元のスーパーに「企画をたてて納豆を作らないか」と誘われたんです。
麻悠:おもしろいアイディアですね。
中田さん:そこで思いついたのが、地元の大豆を使った地元の納豆作り。そこから十勝という地域にこだわった納豆作りを始めたんです。
麻悠:地元の大豆は何を使ったんですか?
中田さん:「おとふけおそで」を使いました。食べたお客様から「普段食べている納豆と全然違う」という言葉をいただいて、こだわり納豆で勝負していこうと決めたんです。
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