→山本さん(左)、高橋さん(中)、相沢さん(右)
彩乃:突然失礼ですが皆さん大変お若いのですね。関西納豆工業協同組合さんの理事長や事務局長、専務理事というそうそうたる面々にお会いすると伺ったときにもうすごいおじい様が出てくるのかと思っていたのですが、まったく想像と違っていたのでびっくりしました。
山本さん:そうですか、私は6代目になるのですが確かに歴代の人たちと比べると若い集まりかも知れないですね。でもこのおかげで柔軟な発想をのびのびと言えるし、私たちを見守っていてくれている長老たちもその意見を受け入れてくれています。
ホームページを開いたのも他の業種の人たちよりも早かったんじゃないかな。
高橋さん:以前は小冊子を配ったりしていたのですがホームぺージのほうが更新もしやすい分いち早く新しい情報を提供できるしね。
彩乃:何事にも最初というのは難しかったり抵抗があったりするものですがその柔軟な発想はすばらしいですね。それでは関西納豆工業協同組合発足のきっかけを教えていただけますか?
山本さん:関西と聞くと関東に比べて納豆の消費量が少ない、食べる人が少ないというイメージがあるかと思うんですが、みんながみんな納豆を嫌いというわけではないんです。消費量で表れている程納豆を食べる人が少ないわけではないんです。
彩乃:それはどういうことなんでしょうか。
山本さん:今でこそご飯に納豆をかけて食べる人が増えましたが、昔は納豆と言うと関西では大粒が主流で、おかずとして食べられていたんです。国産大豆の高級品を主に使っていました。関西人にとって昔は納豆は高級品だったんですよ。
高橋さん:つまり消費が少なくなってしまう。ですからご飯にかけて食べる関東の消費量よりも必然的に少なくなってしまうんですよ。でも確かに関東と比べれば納豆を好きな人が少ない。だったら納豆好きを増やそうじゃないかということで関西の納豆メーカーが集まってこの組合を作ったんです。
高橋さん:もともとは京都出身の八幡太郎が納豆を広めたという話ですから、そもそも納豆は関西生まれなんですよ。
彩乃:そうだったんですか!!なんだかイメージでしか関西の納豆事情を知らなかったのですごく意外な感じです
山本さん:そうでしょう、八幡太郎が水戸に納豆を持ち込み、そして関東地区に広まったらしいですから。発祥は関西なんですよ。
→優しい雰囲気で全体を和ませてくれる代表理事の山本さん
彩乃:それではどうして関西では納豆がくさいと言われるようになってしまったのでしょうか?
相沢さん:それは冷蔵庫が普及していないときに納豆を食べてしまったからじゃないでしょうか。先ほど話したとおり納豆は関西が発祥の地。納豆はご存知のとうり納豆菌によって発酵させる食品です。つまり生き物なんですよ。だからきちんとした温度調節をしなければ納豆菌が二次発酵してしまう。
高橋さん:納豆独特の芳醇な香りから、癖のあるにおいに変化してしまうのですよ。そのにおいを納豆の匂いだと勘違いしてしまった事から関西の納豆事情が関東とは違ってきてしまったのかもしれませんね。
彩乃:そうだったんですか!!残念な歴史ですね。
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