彩乃:鑑評会の会場でもインタビューさせていただきましたが改めまして、このたびの農林水産大臣賞の受賞おめでとうございました。二年連続三度目の大臣賞、そして四度目の入賞となりますね。もうさまざまなところで話されてきたかと思いますが、ここでもう一度受賞されたときのお気持ちを教えていただけますか。
吉良さん:とても嬉しいですよ。何度とっても本当に嬉しいです。
彩乃:鑑評会の前夜祭での吉良さんのスピーチをお伺いしていて、とても自信があるように感じたのですがやはり今回の受賞を予想されていたのですか?
吉良さん:いやいや、農林水産大臣賞が絶対に取れるとは考えていませんでしたよ。味覚というものに絶対というものはありませんし、またその土地の味覚や風土というものの違いもありますから。でも何かの賞は受賞できるであろうとは思っていましたよ。やはり、出品するからには私も自信を持った納豆を出していますからね。
彩乃:でも三度目の大臣賞となりますと、もう胸を張って日本一の納豆メーカーと言えることができますよね!!今回は審査員としても納豆を試食し、ご覧になったかと思いますが他社さんとの違いは何だとお考えになりましたか?
吉良さん:そうですね、どの納豆もすばらしいと思いますが、残念ながらその納豆のおいしさのピークを過ぎているものが多かったように見受けられました。残念ですね。
彩乃:その原因はなんなのでしょうか?
吉良さん:工場で作ったときに一番おいしい状態にしてしまっているのではないでしょうか。もしくは配送の段階で過発酵してしまったか。私たちは工場で食べたときには「おいしい!」と思える納豆ではいけないと教育しています。工場では少し若いくらいが丁度いいんです。お客様の食卓に上がったときに一番おいしくなっているのがベストですからね。でもその状態に持っていくのが一番難しいんですよ。
彩乃:輸送経過に関してまで全てにわたってずっと見ているわけにはいきませんからね。
吉良さん:はい。チルドの状態でずっと輸送できればいいのですが、すべてそのとおりにすることはできませんから。そうすると糸引きが少なかったりしまうことがあるんです。運送業者さんの時間管理と温度の設備がきちんとしていないと、あるお店の周辺からだけ苦情がくるということもあるんですよ。
彩乃:そんなこともあるんですか!!せっかくおいしい納豆を作ってもそれでは本当に残念ですよね。
吉良さん:そのようなことができるだけ起こらないようにですね、物流センターが嘉島にあるのですが、納豆輸送時の温度管理を徹底するようにしているんです。私たちはおいしい納豆を作る技術はある。ですから物流でいかにきちんと管理できるかが今後大手さんと立ち向かってゆく決め手になると考えているのです。
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