三佳:納豆や豆腐は結構好きでよく食べるんですけど、どこの大豆を食べているかなどはあまりよく分かっていないので、大豆について詳しく教えて下さい。
喜多村さん:日本では食用大豆は110万トン〜120万トン使われているのですが、そのうち国内産の大豆は20万トンしか使われていないんですよ。
三佳:ほんの6分の1程度しか国内の大豆が使われていないなんて知らなかったです。少ないですね。
喜多村さん:そうなんです。だから、外国産の大豆と競争していかなくてはならないので、私たちはいつも、国を上げて研究をしているんですよ。
三佳:日本で売られている納豆、豆腐、煮豆などに使われている大豆は、主にどこからの輸入品なんですか。
喜多村さん:ほとんどがアメリカからの輸入品なんですよ。
三佳:どうして、輸入品の方が圧倒的に多いのでしょうか。納豆や豆腐は、日本の伝統的な食べ物なのに。
喜多村さん:国産大豆は1トン当たり16万円と価格が高いんですが、アメリカのバラエティー大豆は1トン当たり7万円と安いので輸入品が多くなってしまうんです。その上、アメリカ産の有機大豆は、1トンあたり13万5千円と、有機大豆なのに安いんです。だから、日本の大豆をどう守っていくか研究をすることが大きな目標となっているんですよ。
三佳:大豆業界も大変なんですね。
喜多村さん:大変なんですよ。20年前は、とにかくたくさん取れれば良いという考えだったんです。質より量の時代だったんですが、量だけではだめなんです。日本の大豆を守っていくためには、大豆の収量を高くすることと、品質の良いものの加工法をみつけることが大切なんです。そして一番大事なことは、素材自体をよくしていくことなんです。もと(素材)がよくなければ美味しい大豆食品はできませんからね。
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