三佳:リポキシゲナーゼ完全欠失大豆とは、どんなものなんですか?
喜多村さん:大豆の油を酸化すると油が分解して、臭みの原因となる酵素をなくすことができるんですね。臭みの消えた豆のことをリポキシゲナーゼ完全欠失大豆というんです。
三佳:大豆嫌いの人は、この青臭さがだめなんですね。
喜多村さん:まさに、青臭さの原因がリポキシゲナーゼなんですよ。リポキシゲナーゼ完全欠失大豆には、いちひめやエルスターなどがあるんですが、この豆を使うと風味・食味の良好な新規大豆加工食品ができるんですよ。
三佳:大豆嫌いの人でも美味しく食べられるなんて、すごい大豆が開発されたんですね。
喜多村さん:例えば、リポキシゲナーゼ完全欠失の子葉部のみを用いると、青臭み・苦渋味の少ない、美味しい豆乳ができるんですね。わずかに残って苦渋味はBーサイクロデキストリンを加えてマスキングすることによって、全く苦渋味のない豆乳を作るんです。
三佳:こうする事で、今まで豆乳嫌いだった人まで飲めるようになるんですね。
三佳もあまり豆乳好きじゃないけど、なんだかこれなら飲めそう!!
喜多村さん:リポキシゲナーゼ完全欠失大豆から作った豆乳は、普通大豆から作った大豆に比べて、ビタミンE力価が高く、またラジカル消去活性も高いんですよ。この大豆は、その優れた健康機能から近年増加している生活習慣病に対する予防飲料として期待されているんです!!
三佳:リポキシゲナーゼ完全欠失大豆は健康という特性にもとっても優れているんですね。
喜多村さん:この豆乳からは、さまざまな美味しい豆乳ベース食品も作ることができるんですよ。
三佳:豆乳ベースの食品って美味しそう!どんなものがあるんですか?
喜多村さん:例えば、杏仁豆腐や豆腐プリン、豆乳アイスなどがあります。
三佳:結構バラエティーに富んでいますね。この大豆はどこで作れるのですか?
喜多村さん:東北以南の地域なら栽培可能なんですよ。この大豆の種類としては、九州133号(エンレイ系統)、九州126号(タマホマレ系統)、いちひめ(スズユタカ系統)、エルスター(フクユタカ系統)があるんですよ。
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