彩乃:どうしてこのような手間のかかる物を作ろうと思うようになったのですか?
村田さん:以前はあまり手をかけない機械に頼った納豆を作っていました。大手企業の参入により価格戦争が激しくなるに連れて3個パックで100円などが主流になってきてしまいました。その流れに乗って自分も安ければいいという考えが先行してしまったんです。他と同じものならいいと思っていたんですね。でもふと気づいたときに私の手元に何も残っていなかったんです。このとき思ったんです。安いだけを求めていてはいけない。本当に美味しいものこそを求めるべきなんだと。そう思った時まず大豆の仕入れから考え直しました。
彩乃:すごい決断ですね。どんなことでもそうですが他と違うことをするのはとても難しいことですから。大豆はどこから仕入れるようになったのですか?
村田さん:豆腐屋さんの紹介で安曇野にある浜農場というところと契約をさせていただきました。始めは浜農場さんは信用のおけるところだったので生産された大豆そのままをを頂こうと思っていたのですが浜農場はプロ中のプロなので御意見を頂いて納豆用の独自の大豆を栽培することになりました。味ももちろんですが化学肥料や除草剤なども使用していないものを作る事に決めました。
彩乃:無農薬で作られているということなんですが、無農薬で作るということは難しいことですよね。
村田さん:そうですね。無農薬ということはまず害虫や雑草などの問題があります。大豆は4ヶ月程かけて作るものなんですがこの間雑草や害虫対策を続けるということは本当にすごい努力を要します。これには浜農場さんに大変感謝しています。それから問題はこれだけではないんですよ。気象の問題もありますよね。台風などに荒らされてしまったらもうおしまいですから...
彩乃:食物を作るってホント大変!!
|