彩乃:愛情といえば押切さんの息子さん、大地君と同じ名前の付いた納豆がありますよね。平成10年度、厚生省生活衛生局長賞を受賞した“試される大地 北海道納豆”ではどのような努力があのような結果と結びついたと考えていらっしゃいますか?
押切さん:理由は2つあります。私の住んでいる北海道では“北海道納豆を美味しく作る会”というというのがありまして5、6社が集まり相談会をしております。去年は製造に関する勉強会も行いました。特に受賞した年は、私の会社が納豆に対する熱意が熱くなった年でもありました。会長自らが鑑評会で受賞するという目標を掲げ、社員に改革の意志を語った年でして社員一丸となって納豆改革を行いました。これらの相乗効果が相まって鑑評会で賞を頂くことが出来たんだと私は考えております。
彩乃:素晴らしいですね!!努力をすれば必ず結果が出てくるという事は、当たり前の事ですけどなかなか出来ないものですよね。しっかりとその言葉を胸に焼き付けておきたいです。 それでは鑑評会に関して何か大変だったことはありますでしょうか??
押切さん:結構いろいろとあるものなんですよ。鑑評会に出す納豆はすべてパッケージをはずし、暗番付けをしなければいけないのですがコレがまたたいへんなんですよ!!
彩乃:えっどうしてですか?確かにいくつもの袋を開けなくてはいけないかもしれませんが・・・他に何か大変なことがあるのですか??
押切さん:まず、その数が膨大であるということがいえます。そして一番大変なことは納豆は生き物という点にあります。生きているから納豆に対して酷な環境を与えてはいけないんです。ですからお皿にもるときは納豆がいたまないような温度の部屋ですべて作業しなくてはいけないんです。勿論寒い地方ではそんな必要もないのですがいつも寒い地方で開催することもできません。特に今回は熊本で開かれましたので、暗番を付ける作業は冷蔵庫の中でやったんですよ。
彩乃:そうだったのですか!!見えないところで大変な苦労があるのですね・・・
押切さん:そうですね。でも大変だという気持ちよりも、このような仕事を何の見返りも欲さずに手伝ってくれる心強い委員の方たちがいてくれることが何よりも嬉しく感じています。
彩乃:素敵なことですね。押切さんの片腕としてはどのような方がいらっしゃるのですか。
押切さん:やはり副委員長の野呂さんと相澤さんです。この二人がいてくれることは本当に心強いです。私にとって水戸黄門の助さんと格さんみたいなもんです。
彩乃:どんな方々なんですか??
押切さん:面白い副委員長なんですよ、二人とも。自然と二人の役割が出来ていているんですよ。主に対外的な対応などマスコミ関係の仕事をしてくれる野呂さんは、自らギターを弾きバンドを組んでいたりするんです。腕前もプロ級!そういう芸術的な感性で仕事をしている感じですね。
彩乃:プロ級のギタリストですか!!すごい!!一度聞いてみたいです。
押切さん:コンサートも開いているので聞いてあげたら喜ぶんではないかな。もう一人の相澤さんはコレが本当に面白いやつなんです。若いんですがコテコテの関西人で、吉本から出てきたような感じなんですよ。いつも笑わせてくれるのですが、実はあの阪神大震災で工場が全部つぶれてしまったんです。彼は相当の苦労や苦難を経験したはずなんです。会社の業績が少し悪くなっただけでも大変なことなのに全壊して無くなるということは想像を絶するものがあると思います。でも私達に愚痴を一切こぼさず、バイタリティーに溢れた仕事っぷりを見せてくれるんですよ。
彩乃:感動です!!なんとなく遠い感じがしていた阪神大震災の裏側ではそんなことがあったのですね。私ならきっと立ち直れていないかもしれない。
押切さん:細かいところにも目が回るやつですから、小さな発見からドンドン会社を立ち直していったのだと思います。相澤さんはタイムスケジュールなど諸々の細かいことを担当してくれているんです。私はどちらかと言うと大雑把なほうなんで助かりますよ。
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