由美:先日、須見さんが発表されましたリゾチームについて教えて頂けますか。
須見さん:はい。リゾチームというのはどのようなものかご存知ですか?
由美:あまり詳しくは分からないのですが、口内炎などに効くという話を聞いたことがあります。
須見さん:そうですね。納豆の効果に抗菌作用があるということは昔から知られていました。江戸時代でさえも本朝食鑑という本に「毒を消す」と記載されていたほどです。江戸時代には今のように研究するようなことはありませんでしたから経験的にわかっていたんでしょうね。
由美:そんなに昔から納豆は健康のために重宝がられていたんですか!!でも「毒を消す」といわれるほどの効果があるなんてびっくりです。
須見さん:リゾチームとナットウキナーゼの相乗効果は想像以上の効果が期待出来るということなんですよ。
由美:これも納豆に限った効果といえるのですか?やはり他の大豆食品からはリゾチームは検出されないのでしょうか?
須見さん:全くないわけではありません。でも納豆のような高い効果が得られるものはないでしょう。先ほどお話した通り、納豆にはナットウキナーゼやその他沢山の成分が含まれていますからその効果は相当なものです。しかし、まだ私たちは何が作用して納豆菌がリゾチームなどの抗菌作用のある物質を生み出し、このような効果を持つのかということが正確にはわかっていません。私たちはその事についても研究を続けているんです。
由美:納豆は私たちの健康に大変いいということですね!!大豆は元々「畑の肉」だといわれている優秀な食品ですが、納豆菌とドッキングする事によって、よりすばらしい食品に変身してしまうなんて何だか不思議な世界です、すごく面白い!!
須見さん:それではリゾチーム発生の神秘についてお話しましょう。リゾチームはとても不思議な酵素なんです。リゾチームは人間の涙や唾液など色々なところにあるということは知られていました。しかし不思議なことに日本の伝統食である納豆からは一度も検出されたことがなかったのです。ところが今回納豆の中にもあることが分かったのです。
由美:どうして今までリゾチームがあるということが分からなかったのですか?
須見さん:正確には判断できませんがリゾチームが熱に弱いからということがいえると思います。それに加えて、ある特定の条件下、時間でのみ作られ、消失してします。また、PH6ぐらいで安定する酵素なので、アルカリ性の中でも酸性の中でも壊れやすいのです。そのような点で発見が今日に至ってしまったんでしょう。
由美:そうだったのですか。リゾチームが毒を消すというのはどういうことなんですか?
須見さん:先ほど言いましたが、リゾチームは人の涙や唾液、鼻汁など色々なところにあります。風邪を引くと鼻水が出るのは、殺菌のためにリゾチームが増殖されているからなんですよ。
由美:あーそうだったんですか!わかりやすいです。
須見さん:リゾチームは細菌の感染に対する防御能力や免疫機能などに役立っています。リゾチームは溶菌酵素の一種で、細菌の細胞壁を加水分解して殺菌する力も持っているということが一番の特徴でしょうか。細菌に感染したときリゾチームを投与すると、細菌の細胞壁を分解、つまり溶かしてしまうという働きがあるんですね。
ビタミンKについて教えて頂きました→
由美:細菌の細胞壁を分解して溶かしてしまうわけですね。納豆にはいろいろな効能があるんですねー。
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