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●こだわり製法のきっかけ
大学卒業後、高速道路などの橋りょうの設計・施工に携わる土木技術者として社会人のスタートを切りました。昭和55年に母親が社長を務めていた現会社に入社した直後、ある医学博士の納豆作りをテーマにした講演を聴き、「薫煙炭火造り」という製法を考案したのです。
●登喜和食品のこだわり
1.薫煙炭火造り(熟成発酵)。昭和58年に特許として認められた発酵技術で、発酵室内で炭火により炭酸ガスを増やし、スモークウッドでいぶして納豆菌の発芽終了時に醗酵室内の酸素量を少なくしてやります。納豆菌は酸素を好む菌のため自分の身を守ろうとして慌てて胞子になろうとします。この胞子の量が多い程おいしい納豆になります。胞子化が終わった後で、醗酵室内で薫煙処理(温煙)を行って、熱成発酵時におけるアンモニア臭や商品の劣化を防止し、素材を生かした品質の良い癖のない納豆に仕上げます。
2.伝承手作り丹誠仕上げ。納豆の製造工程は、豆洗い→浸漬→蒸煮→納豆菌接種→仕込み→発酵管理→熟成→出荷。大手納豆工場では、製造工程は全て機械化が進みコンピュータで制御されています。しかし、自然界で生まれた大豆を一つの枠にいれ一律に製造することは不可能であると信じております。毎日、同じ品質の納豆を作ることは非常に難しいことです。大豆は収穫時期と数ヶ月過ぎた大豆とは品質が違うため浸漬時間、蒸煮時間、発酵温度が異なります。特に発酵管理は納豆菌と会話するような気持ちが必要で、正に、ここに伝承の技術が生きています。
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