−納豆は、食を彩る 主人公− >


第21回気仙沼大会《ダイジェスト版》
宮城県気仙沼市に194点が大集結。
第21回審査結果
日本一は愛知県の山下食品さん。

No90 20th鑑評会当日。早食い大会、納豆食堂、ねば〜る君!
No89 20th鑑評会前日。偕楽園に水戸黄門像。納豆記念碑にねばり丼。
No70 世界最小の納豆屋
毎日12個は至高の12個

No.164 ショートケーキ風ミニタルト
カラフルで可愛く出来ました☆
No.133 生ハムと黒豆のカナッペ
黒豆納豆が見事にマッチ!
No.117 シュー納豆
ブルーベリーと黒豆が絶妙☆













ITを考えすぎるとアイムタイアド(笑)
講演 ●長野県納豆協同組合研修会
朝比奈怜生 皆さん、こんにちは。朝比奈怜生です。8月6日長野市において、長野県納豆協同組合さんの研修会が開かれました。長野県及び近県から納豆メーカーさん、関連業者さん、また関係官庁の皆様も集まっての盛大な研修会でした。

納豆文化村からは天堂物流の久田社長が「ITについて」講演をしました。怜生は講演用のパワーポイント製作等を手伝ったりもしたので、今回、講演会の要旨をまとめることになりました。講演会要旨は下記の通りです。

なお、この講演会要旨からは、一般的に知られているメールの利点や欠点、基本的なホームページの意義などについては省略しています。

● ITの趨勢

円周率世界最高! 2010年8月5日、全国紙朝刊1面に「長野県飯田市の会社員(54)がすごいことをした !!」と出ていました。 何と円周率の小数点以下、5兆桁を3カ月で計算したそうです。しかもそれがスーパーコンピュータでなくて普通のPCでの快挙なのです。 当日は、長野県飯田市から旭松さんがお出でになられていました。「まさかの旭松さんではないでしょうね」すると、旭松さんの松原課長さん。「はい、私の隣の席の人です。」またまた驚きです。会場が拍手で湧きあがりました。

電子計算機発展への貢献 円周率の計算は、計算速度や信頼性の向上などにおいても電子計算機の大きな発展へ寄与しています。 電子計算機の計算速度や信頼性の向上は、宇宙の様々な現象の解明、超新星とか銀河系の構造とか、ミクロ世界の現象においてはDNAの解明などのシミュレーションに大きく役だっています。 円周率の世界一という素晴らしい意義のある記録を、我が納豆業界という身近な方が成し得てる事がとても嬉しいですね。

さて世界のITの動向ですが、2009年2月24日、オバマ大統領が就任後初の施政方針演説で、当然のことながらブロードバンドの敷設を取り上げました。アメリカのシンクタンクは、この演説を評して「アメリカにおける将来のイノベーションの成功には、ブロードバンドによるインターネット接続の普及より重要な要素はほとんどない。」と言い切っています。

また日本では、政府IT戦略本部の「e-Japan 重点計画」により、2008年2月23日に、超高速インターネット衛星《きずな》が打ち上げられました。これにより特に山間部や離島の通信や医療のインフラが進み、ブロードバンド網が益々加速されることが期待されています。

世界の趨勢や日本の動きを見るまでもなく、ITの進化は我々の生活に益々大きな恩恵をもたらす事になる事は間違いありません。


● 身近なIT

我々一般人にはITは別世界の事のように感じている人も少なくありません。 日本語では、情報技術とよく訳されます。情報とか技術とかと言われても、具体的には一体何なのでしょうか。こういう素朴な疑問があるために、ITが身近なものとして感じられないのではないでしょうか。

情報処理技術 情報と技術の間に、単語を入れる事でITが少しわかりやすくなります。 まず処理を入れてみると、情報処理技術。でもこれは技術者のやることで、我々一般人には直接関係しないようです。 では情報と技術の間に、活用を入れてみましょう。情報活用技術。情報を活用、つまり情報を収集し管理したり、それを伝達したり応用したりすることになり、少し身近に感じてきます。 ITの活用は、それが何の役に立つのか、何ができるのか、どうやって使うのかなどを知る事、それを生かす事から始まります。

情報を活用するようになって、今まであったビジネス上の大きな《制約》が《緩和》出来るようになりました。 緩和できる制約とは大きくは《時間》と《場所》です。いまや、インターネットを使い、時間・場所を問わず簡単に情報が手に入る時代になっています。 情報が簡単に手に入る、と言うことは・・・別の言い方をすれば、いつでも、どこにでも《情報を発信できる!》という事なのです。 いつでも、どこにでも《情報を発信》出来、誰にでも与えられたビジネスの大きなチャンスが《ITを身近なもの》として捉えることにより手に入れられるのです。

インターネットによって今までのビジネススタイルから制約が取れ、新たな大きなビジネスチャンスが生まれました。このチャンスを生かして一過性の利益だけではなく、それを積み上げて次世代への継続的な成果を生みだすために、《インターネットの必然》があるのです。


● 小さなIT

情報をいかに活用するか、私の小さなITをご紹介します。 小さなIT 現在使っているiPadの機能はいくつかありますが、まずメールです。iPadを立ち上げてメールを読むまでほんの3〜4秒。驚きの早さです。一般のPCではメールを読むまで1〜2分はかかってしまいます。しかしiPadは数秒。完全なノンストレスです。

そして、当然のウェブ。検索や閲覧、サイトの確認などに使います。 便利なのはスケジュール。これはGoogleカレンダーと同期させているので、PCで入力したものはその時点でiPadにも反映され自動的に修正されます。その逆にiPadでスケジュールを追加修正したものはPCで見ると修正されたものになっています。

iPadを使ってみて、ビジネスにおいてはメールの速さ、検索したい時にすぐ出来る。一枚の板状なのでデモがしやすいし、相手に渡して見てもらえる。スケジュール管理が簡単。連絡先を簡単に持ち歩ける。などはまさに、時間と距離の制約をなくし、ビジネスに貢献できるITではないでしょうか。小さなITでも、効率のいい管理、大きな時間の創出は、本来のビジネスに大きく貢献します。

● ドメインとは

本来サーバーには、IPアドレスという《 202.118.235.28 》のような、3桁(0-255)×4組の数字が付けられています。 ドメインは最重要 インターネットの黎明期はこの数字の羅列でやり取りされていましたが、これではあまりに覚えられません。もっと人間に分かりやすくしようという事で、人間に理解しやすい意味のある《 ドメイン 》が誕生したのです。

人間がドメインを入力すると、《http:// google.co.jp》その後DNS (Domain Name Server)がIP 《 74.125.95.104 》 を 見つけて自動的にネットにつないでくれます。 人間はドメインさえ覚えておけばIPを意識する必要もなくネットにつながるようになっているのです。


● ドメインが最重要

ITの活用、とりわけインターネットにおいてドメインは最重要と言って過言ではありません。 ドメインは最重要 欧米のドメインへの価値観はとても大きなものです。

過去、ドメインが売買された最高価格は、2009年 insure.com の1600万ドルと言われています。日本円で何と約14億円。 このように、ドメインはインターネットを語る上で最重要だと言えます。

価値のあるドメインとは、ドメイン自体に意味を持っているものです。 社名、商品名、業態や形態など、ドメインから連想させるものがあるとすれば、大きな顧客訴求力に繋がります。 説明力を持ったドメインは大きな価値を生み出します。

ドメイン自体が意味を持つことにより、短くて覚えやすく簡単に想像できるものになります。信頼感が生まれ大きなマーケット訴求力・顧客訴求力にも繋がります。


●複数アカウントの時代

メールの時代になりました。ヘビーユーザーは複数のアカウントを使い分けています。 講演風景 仕事には欠かせない重要なツールとして、相手によって使い分けているのです。

ドメインの顧客訴求力について、たとえば《天堂食品》という会社があった場合、 【 tendo@shokuhin.com 】は、社名そのものを表わすメールアドレスであり、これ以上の 分りやすいアドレスはありません。覚えやすいのでメモもいらないし、プレミアム性が高く、強いインパクトを持ち《強い》顧客訴求力を持ちます。

重要なのは、特にメールアドレスが持つステイタス性やインパクトが、仕事に大きな影響を持つことです。 メールに使われるドメインによって、お客様への強い訴求力が生まれ、この最初のインパクトは重要な役割を担うのです。


●ホームページの本当の意義

検索エンジンの性能が上がり、情報を得ようとする時には、必ずと言っていいほど検索をするようになりました。 情報を知りたい消費者は《知る》ために、教えたい企業は情報を《教えたい》ので、 ピンポイントの情報を得る、伝えるという行為の為にインターネットの存在感は益々高まってきています。

消費者の検索という行為が増えれば増えるほど、その消費者に対してフォーカスのあったピンポイント情報こそが価値があるようになったのです。

一般的にホームページの作り方は、会社案内、概要、沿革、理念や、商品概要、ラインナップ、特徴、差別化、注文ページ、注文フォーム、メールフォーム、Q and A などをオールインワンにしたものです。

ホームページの本当の意義 一つのサイトに全てをまとめる事を肯定的にとらえる代表意見(A)は、全体を把握できる、どのような会社が何をしているかつかめるなどです。反対に、否定的な見方をする代表意見(B)は、 階層が深くなる、情報が多すぎる、欲しい情報がすぐ手に入りにくい、 知りたい事にフォーカスが合っていないなどです。

ここで気付く事は、(A)は作成側(企業)の論理であり、(B)は見る側(消費者)の論理であるという事です。これは大変重要な事を示唆しています。

作成側と消費者側に感覚の違いがあり、情報のやり取りに温度差が生じていますが、残念な事に作成側はその温度差に気がついていないことが多いのです。 たくさん情報があっていいだろう、ではないのです。作成側は、消費者が検索をしてきたときに、フォーカスのあっていないボケた情報を見せているかも知れないという、作成側と消費者側の論理の違いをしっかりと認識する事が必要であり、 それらを認識した上で、これからのホームページのあり方を改めて考えるべきなのです。

ホームページの本当の意義とあえてタイトルに書いたのは、ホームページは本来お客様のためにあるもので、作成者側の自己満足の為のものではないということです。特にこれからの検索時代への対応は非常に重要で、階層の深いものや、焦点の合わないボケたものは避けるべきです。
講演風景
●明確なテーマ

明確なテーマ 検索する行為が当たり前になった今、サイトに必要なのは明確なテーマです。 サイトに多くのものを詰め込むと、複数のテーマが混在し、テーマが拡散し、ボケます。 言いたいことが伝わらなくなります。

ボケさせない為にテーマを絞ること。 テーマの混在は実は作成側の、あれもこれも教えたいという《自己満足》に他なりません。たくさん詰め込んで自分自身が納得しているにすぎないのです。ユーザーは決してあれもこれもの情報を望んではいません。 ユーザーが望む情報が、検索した時にそこにあれば、《その時はじめて》HPは意味を持ちます。 検索をして欲しい情報がすぐ手に入ること!これこそが、検索時代の最初のキーワードなのです。

多くのものを詰め込んだサイトは階層が深くなり、焦点(フォーカス)がボケる。 焦点がボケていると、お客様は必要な情報が分りづらいので《逃げて》いきます。

ウェブにアップしていない情報は、どんなに重要でも、ユーザーに見えない限り、存在していないのと同じです。 今までは情報の価値を送り手(作成側)が決めてきました。しかし今は、情報の価値はあくまで受け手(消費者側)が決めるのです。 欲しい時に情報がなければ 無いに等しい。どんなに多くのものが詰め込まれていようと、消費者にとってフォーカスが合っていないサイトは全然意味がないのです。 ユーザーにとって焦点が合っていないサイトは関係ないサイトで、焦点が合っているサイトこそが望むべきものです。そこから始めて次へのステップが期待出来、購買行動へ結びつくかもしれないのです。

情報のフォーカス(焦点)を合わせる為にどのようにするべきかなのですが、深い階層構造を分割し、複数ドメインで複数サイトを作る、などは分りやすい手段です。サイトが一つである必要性は全くありません。想定される焦点となるキーワードの数だけ、サイトを構築するくらいで丁度いいかも知れません。


●検索者のフィルター

最重要のお客様 検索する人は、目的を持っています。その意味においてサイトへの来訪者はすでにセグメント化されています。 すでにセグメント化されているお客様なのだから、当然、最重要のお客様なのです。 そのセグメント化されている検索者のフォーカスに合っているかどうかが、最重要なのです。

最重要のお客様 セグメント化されている来訪者が100人いたとすると、それは無目的の100人とは比べ物にならない位最高級のお客様です。 目的を持った最重要のお客様だからこそ、そのお客様に対してフォーカスを合わせる必要があり、最高のもてなしをするべきなのです。

お客様のニーズはいろいろ  十人十色、百人百様、千差万別。 だからこそページ数は少なくても、階層の浅いフォーカスをしっかり合わせた複数サイトの意味合いが出てきます。 サイトを専門的な内容にし、ターゲットの焦点を《より狭く》《より強く》するのです。


●ブランディングとは

社名、商品名、業態や形態など、ドメインから連想させるものがあるとすれば、すでにそれも非常に有効なブランディングです。

ブランディングの本質 一般的にブランディングの説明は理解しづらいわかりにくいものですが、ブランドとは簡単に言えば、そのカテゴリですぐにイメージ出来るもの かどうかです。 もっと言葉を換えて言えば、ブランドとは《カテゴリの代表》なのかどうか、人が素晴らしいと言うのか? 言わしめられるのか?という事です。

では、人が素晴らしいと言う《 カテゴリの代表 》である為には何が基本かというと、《正しい情報》です。 消費者が検索してきたときに、フォーカスのあった《正しい情報》があるかどうかが最低条件です。 知らなければ、語れない。語られなければブランドにはなり得ません。

WEBを使ったブランディングとは言いかえれば、《正しい情報》を《正しく理解》してもらう事が始まりですが、それには条件があります。消費者が検索してきたときに、フォーカスのあった《正しい情報》があるかどうか、なのです。

WEBブランディングをサイト上で行うのです。【 が・・】

ブランディングするのは、果たして会社なのでしょうか?個人なのでしょうか?

大会社なら、会社であり商品なのでしょうが、中小企業なら、個人です。人をブランド化して、商品と結ぶこと!これがとても重要です。単に商品のこだわりや良さを叫ぶだけでは、「オレオレ情報」の洪水に呑まれてしまうだけです。

人をブランド化する、パーソナルブランディングのヒントがありますが、それは何でしょうか?

それは《ターゲット層》と《あなた》とを繋ぐ《キーワード》は何かということを考える事です。
《お客様》と《自分》 を結ぶ《キーワード》が、鮮明であればあるほど、数が多いほど、ブランディングはしやすいのです。
《お客様》と《自分》 を結ぶ《キーワード》を使って、《強み》・《価値》・《ポリシー》を、お客様に充分に伝えるサイト、また、 検索への対応が出来ていて、情報として正確に伝えられサイト。それがブランディングサイトなのです。


講演要旨をまとめた後、久田社長に、これからのホームページのあり方についてお話を聞いてみました。
怜生:今回、講演内容をいろいろとまとめてみて、ずいぶん勉強になりました。

久田社長:ホームページも単に作るだけじゃなくて、捉えかたや考え方で、ずいぶん方向性の違うものになるから、こういう時代だからこそ、より効果的なホームページのあり方を考えたいですね。

怜生:話の途中にオレオレ情報と言う面白い言葉が出て来ましたが、正しい情報と、オレオレ情報は違うのですか?フォーカスのあった《正しい情報》と言う事ですから、正しい情報とは基本的には消費者側の考え方ですね。

久田社長:最近は、こだわり情報と言えども「自社商品はこのようにすごい」と自ら発する「オレオレ情報」が氾濫していて、消費者はうんざりしていると思いますね。これをある人は「オレオレ情報のごった煮状態」と厳しい表現をしていたけど、手前味噌のオレオレ情報が多いからこそ、消費者側に立った正しい情報をきちんと伝えることがとても大切になって来ているんです。

怜生:そうなんですね。明らかに誇張した表現などもかなり見受けられますし、きちんとした情報は好感度も高いですしね。

久田社長:作り手にはどうしても思い込みが入りやすい。思い込みの強さが情報に入ってくると、かなりイヤラシイし、それはもう聞きたくないオレオレ情報の範疇になってしまいますね(笑) 今の消費者は、オレオレ情報の押し売りにはもうウンザリしているのです。

怜生:検索が重要であることは当然ですが、これから先のホームページのあり方というものを、久田社長はどのように考えていますか?

久田社長:検索の重要性はこれから先もずっと続くでしょうし、当然ながら検索技術もすごい進化をする。今後インターネットでビジネスチャンスをしっかりと捉えようとした場合、インターネットによって生まれてきた新たな商流、情報流をどのように取り入れて、それをどのように自社流にアレンジして扱えるかでしょうね。

怜生:インターネットによりビジネススタイルから制約が取れたとのお話がありましたが、それによって商流や情報流が変わり、その変化にどう対応できるかと言う事ですね。

久田社長:そうですね。内容をまとめてきたから理解が早い(笑) ビジネスの場面でも商流や情報流は急速に変化しています。検索に対応できる運用体制をしっかりすると同時に、次世代のキーワードとなる「信頼のおける第三者情報」への対応が、今後は特に大切だと思います。

怜生:次世代のキーワードは「信頼のおける第三者情報」なのですか?

久田社長:そうです。インターネットの世界は良い情報だけじゃない。悪意のあるものから誹謗中傷まで乱れ飛び、また非常にアカデミックだったり、ウィットに富んでいたり、有益な情報も楽しい情報もたくさんあります。これらの玉石混交の情報を、どのように整理しまた制御して、自社情報として利用できるかは、今後の課題でもありそれは大きなノウハウにもなるでしょうね。

怜生:すごい! インターネットの世界は、なかなか奥が深いですね! ところで講演の最初の方で、iPadについて話されていましたが、小さなITとして一般の方の使い方にはどのようなものが考えられますか?

久田社長:そうですね。スケジュール管理や、連絡先管理などもそうですが、たとえば納豆メーカーさんの場合は、イベントの写真をお客様に見せて営業トークに使えますね。写真も相当きれいだし、一枚づつスクロールするので、見た目にもカッコいいです。それから、ホームページを見せながらの営業ツールとしての使い方もいいですよ。相手にiPadを持ってもらって拡大や縮小してもらいながら説明すると、インパクトがありますよね。難しい話が続いた時など息抜きに、たくさんの楽しいゲームなどもありますしね。

怜生:そうですね、相手に見せるにはもってこいですね。iPadは電話などは出来るのですか?

久田社長:ソフトを入れれば出来るとの話を聞きますが、まさかiPadを耳に当てては人前で話せないでしょう(笑)

怜生:それはそうですよー!形がおかしいですよ〜! iPadを両手に持って話しかけるのも変ですしね(笑)

いつまでも話は尽きませんが、インターネットはもはや必然です。ホームページやメールをうまくしっかりと利用して、よりビジネスに生かして行きたいですね。(朝比奈怜生)
ITへの参入障壁 《IT》について前向きでない企業はたくさんあります。意識してやらない企業もあれば、やりたくてもできない企業もあるようです。今回の講演で、久田社長は本来話すことではない心の部分も敢えて話しました。

《IT》をどうしてやりたくないか、やれないかということについて、出来ない理由は大きく2つあるとの事でした。 一つは《心》の問題。二つ目は《技術》の問題です。

《心》の問題とは、頑固で、人の言うことを聞かない。思い込みが強い。 勝手に決めつける、聞いているようで、聞いていない、自分勝手な解釈をするから出来ない、挙句の果ては、正当化する、などです。私たちの年代にも、たくさんいますが、これは心の問題なので、本人の自覚を待つしかないということもあると思います。

重要なのは二つ目の 《技術》 の問題です。天堂物流では、スタッフとして採用された時に、キーボードが打てない人は徹底的な訓練を受けます。毎日、朝30分、昼30分、夕方30分を10日間するそうです。そうすると全く打てなかった人でも正しいポジションでかなり打てるようになり、面白くなってくるようです。

実はこのキーボードが打てないという事実が《IT》への大きな参入障壁であり、人に話せない一番大きな理由だと久田社長は言っています。 打てないから、触りたくない。触りたくないから自分を正当化して、しなくてもいい理由を言う、ということだそうです。

ですから、《IT》を導入しようと思えば、まずキーボードを練習するのみだそうです。これら2点がクリアできれば、ほぼ 《IT》を手中に入れられるのですね!

《IT》導入においては多くの難関があるようですが、少なくとも小規模の会社においては、本音の部分で上記2点の解決が最優先で、この解決こそが、メールを自在に使い、ホームページを有効に使う、小さなITへの入り口になるそうです。怜生もキーボード、もっと頑張ろう♪ 皆さんも頑張りましょう!
朝比奈怜生
現時点だけでなく次世代への継続的な利益のためにも、《IT》は存在します。しかしその《IT》に参入するには、幻と言う大きな【勘違い】もあるそうです。

夢と幻の話を文化村の事務所でよく聞きます。 到達点も計画も期間もないのが幻であり、しっかりと実現可能なものが夢。 したいと思うそれらしい《願望》なのか、すると言う明確な《意思》なのかは、良く問われます。

今回のお話をまとめてみて、《IT》が、願望=幻 にならないようにということなのだなと、つくづく思いました。思い込みの願望は、【勘違い】そのものだということですね。

《IT》とは情報活用技術、情報発信技術であり、商品や会社を、よりわかりやすく正確に理解してもらう手段ということがわかりました。そして《IT》は、明確な《意思》を持って始めるもの。《IT》の究極の略は、I try IT! なんだそうです♪

ホームページやメールなどは小さな《IT》かも知れませんが、会社を活気づけるための、実はとっても大きな《IT》なのかも知れません。

納豆文化村:朝比奈怜生


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