−納豆は、食を彩る 主人公− >


第21回気仙沼大会《ダイジェスト版》
宮城県気仙沼市に194点が大集結。
第21回審査結果
日本一は愛知県の山下食品さん。

No90 20th鑑評会当日。早食い大会、納豆食堂、ねば〜る君!
No89 20th鑑評会前日。偕楽園に水戸黄門像。納豆記念碑にねばり丼。
No70 世界最小の納豆屋
毎日12個は至高の12個

No.164 ショートケーキ風ミニタルト
カラフルで可愛く出来ました☆
No.133 生ハムと黒豆のカナッペ
黒豆納豆が見事にマッチ!
No.117 シュー納豆
ブルーベリーと黒豆が絶妙☆














みなさんこんにちは。工藤菜緒です。北海道の「美味しい納豆をつくる会」の取材に、9月始めにLopeさんが、10月始めに菜緒が行って来ました。 来年(2011年)2月の全国納豆鑑評会は北海道の札幌で開催されます。 北海道の納豆メーカーさんの有志で作られている「美味しい納豆をつくる会」の皆様は、鑑評会が地元の北海道で開催されるので、とても力が入っていました。
(写真16枚)



●写真右上の小さな三角をクリックすると左右に動きます。

美味しい納豆をつくる会の写真は全部で16枚あります。

前半はROPEさんが9月4日に取材した美味しい納豆をつくる会の取材風景で、後半は10月始めに菜緒がメンバーの皆様を回ってお話をお伺いして来た時のものです。

メンバーは6社ですが、スケジュールの都合により、内藤食品工業さんと豆蔵さんには、残念ながらお話がお伺い出来ませんでした。しかし、美味しい納豆をつくる会は皆様とても前向きで、お話をお伺い出来た4社と方向性は全く同じだと思います。

菜緒:最初に、美味しい納豆をつくる会の会長さんである、平塚さんにお話をお伺いしてみたいと思います。登別市の道南平塚食品さんを訪ねました。平塚会長さん、美味しい納豆をつくる会について、主旨や活動内容等について教えて頂けますか?

道南平塚食品さんにて ■平塚会長さん(道南平塚食品社長)

美味しい納豆をつくる会は、鑑評会に向けて傾向と対策を考える事が主旨なんですよ。 みんなであ〜でもないこ〜でもないと気を使わずに本音で言い合えるのがこの会の良いところです。

去年か一昨年の総会で、美味しい納豆をつくる会が再スタートしたんです。会長になったからには責任重大です。

審査員が九州の人だとどういうのがいいかなとか、京都の人だとあっさりめがいいのかなとかを審査委員によってもみんなで考えたりするんですよ。 鑑評会に向けて本気でやっているので、みんな一生懸命だし、自社の納豆と他社が持って来た最高の納豆と比べて自社の納豆はどこが足りないんだろうかと見つめ直せるいい機会でもあるんですよ。

本音で意見を出し合ってざっくばらんに言い合えるから、自分の商売はどうするか考えられるんです。 おいしい納豆を造る為に土作りや大豆作りといった農業からこだわっていきたいですね。


菜緒:次に、美味しい納豆をつくる会の立ち上げメンバーで、世話役的存在の中居社長さんを洞爺湖町に訪ねました。洞爺湖町は、2008年にサミットがあった所で有名ですね。中居社長さん、美味しい納豆をつくる会も歴史を刻み、存在意義も大きくなりましたね。

羊蹄食品さんにて ■中居さん(羊蹄食品社長)

美味しい納豆をつくる会は、みんなで集まってお互いに研究をする事によって、成長出来ると思います。会を立ち上げたおかげで実際に羊蹄食品のレベルも上がったんですよ。 美味しい納豆をつくる会は、本音を語り合う家族の様な集団なので、賞を他社が取っても自分の事の様に喜べるんです。

納豆が冷蔵庫に必ず入っている世代は50代とか60代なので、もっと若い世代にうける例えばマヨネーズ納豆等を最近は考えています。 いつもバッグに入れて持ち歩ける様な、常温でも腐らない納豆を作ったら面白いんじゃないかな〜と思っています。 でも常温だとね、醗酵してしまうから、納豆菌をどうやって抑えれるかを考えなければならないのですよ〜(笑)

価格戦争はしないけど、味の戦争はしたいですね。 美味しい納豆をつくる会を作らせてもらったおかげで、活性化を図れました。 今年は特に気合いが入ってるんです、会のメンバーは全員賞を取りたいと思っています。その為には日々の努力が大切ですよね。 美味しい納豆をつくる会は、納豆のことだけじゃなく、人材育成という場でもあるんですよ。 納豆業界全体を盛り上げていきたいし、北海道の組合も認めてもらいたいですね。

美味しい納豆をつくる会でやりたい事はたくさんあるけど北海道の理事長という立場だからあまり口を出せないんです。 会はこれから先もずっと受け継いで続けていって欲しいですね。

羊蹄食品としては、地元を大切にしているので、地元の人に褒められるとすごく嬉しいです。 


菜緒:オシキリ食品さんも過去2回、全国納豆鑑評会で入賞されている強豪メーカーさん。江別市のオシキリ食品さんを訪ねました。菅原さん、9月に行われた美味しい納豆をつくる会には、3人も参加されていて、ずいぶん力が入っていたようですね(笑)

オシキリ食品さんにて ■菅原さん(オシキリ食品取締役工場長)

そうなんですよ。来年2月の全国納豆鑑評会は、札幌でしょ。だから、何としてでも入賞を果たせと社長命令が出ているんですよ。だから力が入らないはずはない!

美味しい納豆をつくる会は、規模の大小に関わらず、各メーカーの社長さんが来ているけど、それだとダメだから9月もそうでしたが、現場の人間を出来るだけ連れて行く様にしています。

美味しい納豆をつくる会は、技術的に疑問がある所等、メンバーがお互いに教えあってます。 北海道の納豆はおいしいよねって言われる為にみんな一生懸命やっているんですよ。 他社が賞を獲っても心から祝福し合います。

品質・設備だけでなく、おいしい物を作るには心や気持ちも大切なんですよ。 美味しい納豆をつく作る会は一ヶ月に一回が理想だと思いますが、なかなかみんな都合が合いません。 でも今年は八ヶ月間でもう四回やっているんですよ。 来年二月は絶対入賞します! 来年は地元北海道開催だからいつもに増してメンバーみんな気合入っているんですよ。

オシキリ食品としては、目標実現に確実に近づいているんですが、これから先、生残る為には、物を作るだけじゃなく環境にも配慮してCO2の排出削減、コスト削減にも取り組んでいるんです。 元気印の納豆メーカーになるのが目標です。


菜緒:中田園の中田社長さんが、美味しい納豆をつくる会の事務局長さん。いろいろな伝達事項や実質上の運営などに携わって、大変だと思います。帯広市の中田園さんを訪ねてお話をお伺いしました。

中田園さんにて ■中田さん(中田園社長)

物作りは、楽しくないと良い物が出来ないし、おいしい物も作れないんですよ。 他メーカーが安売りをしていても、それに対抗していると手に負えないので、他社は他社、自分の所は自分でというスタンスは変える気はないんです。 費用対効果を上げる為に、タレの量を減らす方法等も考えています。 納豆鑑評会では、4回受賞しました。 やはり品質が1番大切で大豆からこだわっています。

美味しい納豆をつくる会のメンバーををもっと増やそうと言う意見もありますが、メンバーの数は増やさなくていいと思っています。会が大きくなると本音を語り辛くなるし、それだと意味がないし面白さがなくなるんです。 鑑評会で賞を取るのに、みんな汗水たらして頑張っているんですよ。 美味しい納豆をつくる会には、もっと納豆をおいしくしようと上を目指す人達の本音の会でありたいと思っています。

納豆の文化を大切にし、これからもずっと美味しい納豆をつくる会を続けていきたいです。 みんなで技術的な話し合い等をし、各会社の納豆を試食して、堅苦しい部分は抜いて、はっきりと良いところは良い、ダメなところはダメとフレンドリーに言い合えるのがいいんです。

もっと身近な会にし、もっと頻繁に会を開き1泊とかで研修とかもやってみたいです。 今のようにこれからも会長はやはり納豆に対する気持ちが1番強い人にやってもらいたいですね。 この会では交流を広め、自分が不安だったものを、払拭出来たり、みんなの意見を率直に聞いたりすると安心したり出来る素晴らしい会なんですよ。



納豆文化村では、美味しい納豆をつくる会のメンバー6社の取材を全社しており、気まぐれ絵日記に掲載しています。各社の持ち味がしっかり出ていて楽しめますよ。

メンバー会社住  所電 話
気まぐれ絵日記No.気まぐれ絵日記タイトル
道南平塚食品株式会社登別市登別市幌別町4-12-10143-85-2167
No.61はがきが示す信頼の証
有限会社羊蹄食品北海道虻田郡洞爺湖町高砂町250142-76-2466
No.51こだわりはでっかいどう!
株式会社豆蔵札幌市東区東雁来五条1-4-26011-781-1311
No.46大豆育種の専門家
内藤食品工業株式会社室蘭市御前水町2-1-30143-22-9345
No.37「おらが街」室蘭
オシキリ食品株式会社江別市工栄町5-70155-24-7757
No.16雄大な石狩平野
株式会社中田園帯広市東4条南3丁目70143-85-2167
No.47十勝にこだわる職人さん
番外編 No.17羊蹄山一周


report_photo-1 Lopeさんは9月4日から、菜緒は10月4日からの取材で、くしくも Lopeさんの丁度1か月後に行くことになりました。菜緒は北海道は初めてだったので、雄大な大自然を満喫も出来ました。

美味しい納豆をつくる会の皆様は、とても優しくいろいろと納豆の事や会の事など、わかりやすく教えていただき、とても感謝しています。

美味しい納豆をつくる会の皆様は、本当に気さくで、何の隠し事もなく奥深い技術的な事まで話されていました。レベルの高い納豆職人さんが集まって、本音でどうしたら美味しい納豆が出来るか話し合うのですから、美味しい納豆が出来ないはずはないと思いました。

falsecreek 3日間と言う短い日程でしたが、納豆のお話を毎日お伺いしていると、次第に納豆について詳しくなって来ます。不思議なものですね。

今まで何気なくいただいていた納豆ですが、よく味わって食べると、それぞれが違うんですね。人と同じように性格を持っているし、自己主張もあり、とても美味しくて楽しい食品だという事を知りました。納豆は同じ商品でも経過した日数によって味が違うし、まさに千差万別。

日本が誇る伝統食品、納豆。素晴らしいの一言です!

美味しい納豆をつくる会は、本音を語り合う職人集団でした。腕の立つ職人さんは、なかなか本音を語らないものだと思いますが、知りたいこと、教わりたい事を何でも話し、それに対して何でも答える会の皆様の姿は、とても素晴らしいものでした。 前半のLopeさんの会場取材では、実際に各社の納豆を鑑評して、いい事や改善すべき事など率直な意見が出ていたそうです。感激ですね。
ああああああああああああ
北海道ではすでに紅葉が始まっていましたが、車で移動する最中に見た鮮やかな黄色や赤は、都会では見られない位鮮やかでした。 透明な空気と済んだ水がそうさせるのでしょうか。納豆の原料となる大豆も、この鮮やかな紅葉のように素晴らしい完成度の大豆なのでしょう。来年の北海道札幌での全国納豆鑑評会が大成功となることを心よりお祈りいたします。

納豆文化村:工藤菜緒


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