−納豆は、食を彩る 主人公− >


第21回気仙沼大会《ダイジェスト版》
宮城県気仙沼市に194点が大集結。
第21回審査結果
日本一は愛知県の山下食品さん。

No90 20th鑑評会当日。早食い大会、納豆食堂、ねば〜る君!
No89 20th鑑評会前日。偕楽園に水戸黄門像。納豆記念碑にねばり丼。
No70 世界最小の納豆屋
毎日12個は至高の12個

No.164 ショートケーキ風ミニタルト
カラフルで可愛く出来ました☆
No.133 生ハムと黒豆のカナッペ
黒豆納豆が見事にマッチ!
No.117 シュー納豆
ブルーベリーと黒豆が絶妙☆














●円周率世界一達成は旭松食品さんの社員さん!
朝比奈怜生 皆さん、こんにちは。朝比奈怜生です。8月6日に天堂物流の久田社長が長野でITについて講演をしました。 前日5日の全国紙の朝刊に、「長野県飯田市の会社員が、円周率世界一を達成した」との記事があり、その話題を講演の最初に出したそうです。

「今日は飯田市から旭松さんがお出でになられていますが、円周率世界一はまさかの旭松食品さんではないでしょうね。」 すると、旭松食品さんの松原課長さん。「それが実は、私の隣の部屋にいる近藤さんという方なんです。」えー!!ですよね! 円周率世界一を達成したすごい人は、我が納豆業界の方なんですよ!超すごーい!

旭松食品さんは、納豆菌の研究も随分されていて、商品開発に生かされています。納豆菌の開発については、以前から納豆文化村も興味を抱いていました。 そこで今回、円周率世界一を達成した近藤さんのお話と、納豆菌のお話をお伺いする為に、怜生は長野県飯田市にやって来ました。
朝比奈怜生
空気が美味しい!緑がきれい、川のせせらぎが限りなく透明。飯田市は、とても美しい町でした。 こんな環境の良いところで、円周率世界一が生まれたんですねえ♪

そして環境が良いからこそ、生産量日本一の高野豆腐や、独自開発の納豆菌を使った素晴らしい納豆がつくられているのでしょうね。 すごいなぁー。

今回の取材は2回に分けて行いました。1回目は円周率世界一のPCの取材。 2回目が納豆菌の研究開発のお話や、日本一の高野豆腐についての取材です。

怜生は高野豆腐は普段の食生活であまり食べる事がなくて馴染みがほとんどなかったのですが、 納豆と同じ大豆食品の仲間だけに、ちょうど良い機会だから高野豆腐についても猛勉強させて頂きます(笑)

到着〜♪
到着〜♪

近藤さんと2ショット
近藤さんと2ショット

近藤さんのご自宅で
近藤さんのご自宅で

3つで5兆桁!!
3つで5兆桁!!

これで5兆桁を計算
これで5兆桁を計算

パソコンを撮る怜生
パソコンを撮る怜生

オンマウスで表示される説明文
今日は1回目の取材で、円周率世界一のPCの取材です。 怜生は普通にパソコンは使いますが、中身のスペックなんてごめんなさい、からっきしわかりません(笑) それなのに取材に行こうなんて、無茶苦茶じゃないですか(笑) 本来お休みの旭松食品さんでしたが、松原課長さんと湯沢さん、そして世界記録5兆桁を達成されたご本人の近藤さんが出迎えてくれました。

旭松食品さん応接室にて 旭松食品さん応接室にて。左から松原さん、近藤さん、怜生、湯沢さん


怜生:早速ですが近藤さん、円周率というものにいつ頃から興味を持たれたのですが?

近藤さん:学生の頃、私の趣味は科学技術計算をするフォートランという言語だったんですよ。その頃から円周率の計算を趣味で始めたんですが、当時もう5000桁は達成していましたね。

怜生:趣味でされていたんですね!しかも5000桁!!今回、自作のPCで世界記録を打ち立てられましたが普通のPCでは出来ませんよね。PCのサーバースペックはどうなっているんですか?

旭松食品さん応接室にて 近藤さん:CPUが2つで、メモリーは98ギガです。
応接室でお話を聞きました。→

OSはWindow'sサーバー'08で、実質のHDDの容量は32テラバイトです。HDDは20台、秋葉原で購入できるものです。一応ハイエンドと言うか、かなりいいスペックのもので組み立てましたよ。
ところで、円周率の求め方は何種類もあるのをご存知ですか? かつてニュートン、ライブニッツ、江戸時代の人などは、 それぞれ手計算で求めていたんです。


怜生:わぁー、専門的な言葉がたくさん出て来て、だんだん頭が混乱してきました(笑) 円周率の求め方って何種類もあるんですね?それは全然知らなかったです!しかも手で計算していたなんて、すごく時間がかかったでしょうね。

円周率世界最高のPC!
室内は窓を開けて、扇風機を直接CPUに当てることで、 発熱を防いでいました。エアコンでなく扇風機を使うという発想が非常に堅実だと、同行の久田社長も言ってました。 扇風機はずっとつけっぱなしだそうですが、エアコンより安定して使い続けることができるし、家計にも優しいそうです。なるほどですよね♪

怜生:ご自分で作られたPCで、3か月計算しっぱなしで成し遂げた5兆桁。近藤さんもPCも凄いけど。支えた家族の方々も素晴らしいですね。今回は5兆桁という、想像出来ない程すごい数を達成されましたが、今後も新しい挑戦をされていくのですか?

近藤さん:そうですね、もう1つの公式で半年かけてもう1度やってみて、 合っていたらギネス登録しようかと思っています。今回は安全を見て5兆桁にしましたが、今後の目標は10兆桁です。

怜生:10兆桁!すごーい!!!10兆桁なんて全然想像つきませんよね。想像を超え過ぎている数です。応援しています!

近藤さん:ありがとうございます。まあでも現状では10兆桁くらいが限度でしょうね。それでも7〜8ヵ月はかかると思いますが、挑戦を続けていきたいと思っています。
5兆桁の入ったハードディスク
←5兆桁の入ったハードディスク


怜生:今度はギネス認定で新聞に載るのを楽しみにしています!では最後に、近藤さんが円周率に挑戦し続ける意義を教えてください。


近藤さん:「そこに山があるから登る。」と言う登山家と一緒ですね。 円周率世界最高のPC!

怜生:かっこいいです!納豆業界の方がこのような偉業を達成されていて、とても嬉しいです。これからも頑張って下さい☆とっても面白いお話ありがとうございました。

扇風機で直に冷やします。→

怜生にはよく分かりませんが(笑)この5兆桁のモンスターマシンのスペックをお聞きしたので書いておきますね。

▼OS
Windows Server 2008R2

▼CPU
Intel Xeon X5680(3.33GHz)×2

▼メインメモリ
96GB DDR3 Samsung

▼ハードディスク
seagate 2TB×16(計算用)
2TB×3(結果保存用)
1TB(OS用)の合計39TB

いよいよ取材2日目。長野県飯田市にある旭松食品さんの研究所を訪ねました。 敷地面積4、575平米、建築面積1.100平米という広さで、管理棟、研究棟、プラント棟からなっています。

製品の開発研究は、この食品研究所と企画部門を中心に行われているそうです。 研究所の活動は、通常の基本的な研究の他に、独自開発の納豆菌の培養や、現製品の研究、改良などだそうです。

美味しさの追求などの高品質な製品を生み出す研究や容器や包装資材などの研究も合わせて行われています。

研究所の外観
研究所の外観です。ここで多くの美味しい納豆が誕生したのですね!
研究所の外観の前で
この看板、歴史を感じさせて味があってなんだかとても素敵。お天気良すぎて眩しそうな怜生です(笑)
応接室
研究所の応接室で皆さんと!左から三ツ井さん、湯沢さん、上沼工場長さん、怜生。さぁ、これからたくさんお話を伺います☆納豆菌の話もね。メモの準備もOK♪

怜生:こんにちは。今日はよろしくお願いします!今日は納豆菌についてお話をお伺いしたのですが、まず旭松食品さんの歴史を教えていただけますか。

上沼工場長さん:旭松食品はもともと高野豆腐をやっていて、納豆を始めてからはまだ20年くらいなんですよ。 後発メーカーなんです。 売り上げを確保するためには「関西で売れる納豆」をつくることが大事です。 関西では、納豆はあの臭い故に、昔はあまり売れ行きが良くありませんでした。

怜生:関西の方は納豆の臭いがあまり得意ではなかったのですね。なるほど、そこでかの有名なにおいひかえめ「なっとういち」が開発されたわけですね!

研究所の前で10ショット♪
研究所の前で10ショット♪皆さん決まっていますね!怜生も満面の笑みです☆

三ツ井さん:そのとおりです。私たちは臭わない納豆をつくるために、納豆菌の独自開発を始めました。 当時納豆は常温で流通されることも多かったのですが、常温では納豆菌が活動してしまうので臭いも増すことになります。普通の納豆菌は10℃以上になると活動を始めます。 私達はそこに注目して、常温で活動しない納豆菌であれば臭いの問題を解決できると考え、25℃以下で活動が弱くなり、しかし納豆の発酵温度である40℃前後では通常に活動する納豆菌を開発しました。

怜生:すごい!そういう仕組みだったんですね。温度によって納豆菌の活動が違うんですね。確かに、こういう理屈なら臭いが抑えられますね!
三ツ井さん:そうなんです。おかげさまで商品は好評でした。

怜生:日本古来の納豆も、こうやって日々どんどん進化を遂げていってるんですね☆

研究所にて
研究所にて皆さんと。右の写真は、まさに研究所という感じですね☆

湯沢さん:では、高野豆腐の工場に行ってみましょうか。こちらです。

怜生:入れるんですか? わーい♪高野豆腐ってどういうところで作られているのでしょうか?怜生が全身で体感してきたいと思います☆

いよいよ高野豆腐の工場見学です。旭松さんは高野豆腐の生産量日本一を誇っているんですよ!すごい!

工場の前で
工場の前にて。完全防備の白装束に変身です。似合うでしょう! では行って参ります! 上沼工場長さん(中)、湯沢さん(右)、怜生(左)

向かって右の大きな建物が大豆のサイロだそうです。 このサイロの中に高野豆腐の原料の大豆がたくさん入っているんですよ!
向かって左の三角形の建物が由緒ある高野豆腐の工場です。


品質管理も徹底しています
皆さんもしっかり、完全防備!品質管理も徹底しています☆

わぁーい!製造工程の途中の高野豆腐だよ〜(^U^)ノ
わぁーい!製造工程の途中の高野豆腐だよ〜(^U^)ノ

ラインの途中で高野豆腐の元となる豆腐を頂きました。 通常の豆腐よりも、大豆の濃い味がしましたよ! これからしっかりと高野豆腐に仕上げられていくんですね。普段は知らない製造過程を知ると面白いですね〜☆

品質管理室
品質管理室では、今日出来た高野豆腐が時間ごとに管理され、最終的な検査を受けます。プロの厳しい目で色や形、また、柔らかさなども科学的に検査しています。

低温倉庫 凍った高野豆腐が所狭しと置かれている広〜い倉庫には感激しました。何日も何日も時間をかけて、ゆっくりじっくり熟成させたうえで乾燥させるんです。そして私達の手元に届く美味しい栄養満点の高野豆腐になるんですね♪

研究所の前で皆さんと
研究所の前で皆さんと

研究室にて
研究室にて

研究室で皆さんと
研究室で皆さんと

工場白衣で準備万端
工場白衣で準備万端

三角形の工場
三角形の工場

消毒中
消毒中

エアシャワー
エアシャワー

マスクの似合う怜生(笑)
マスクの似合う怜生(笑)

品質管理の高野豆腐
品質管理の高野豆腐

包装完了で〜す!
包装完了で〜す!

質感のある高野城
質感のある高野城

取材中
取材中

なっとういちぃ〜♪
なっとういちぃ〜♪

上沼工場長さん:旭松食品は、日本の食生活を、大豆の力でより健やかなものにしていきたいという願いから、1950年にスタートしたんですよ。だから今から60年前ですね。

怜生:60年ですか!その間にここから、大人気の高野豆腐や名品「なっとういち」が生まれていったんですね。

創業当時の門柱 上沼工場長さん:これは創業当時の門柱ですよ。まだちゃんと残してあるんです。

怜生:うわ〜、昔の柱なのに、今でもしっかりとしていますね!この柱に60年の歴史が刻まれているのですね。たくさんの社員の方がこの門を通り、たくさんの製品が市場に出て行ったのですね。

上沼工場長さん:そうですね。これを見るとしっかりと旭松食品を守っていこうと思いますね。次はこれです。これは高野豆腐1500枚を使用した高野城なんですよ!職人さんがつくって下さいました。

怜生:うわぁ〜!これが高野豆腐で作られているなんて、素敵ですね!かなりの大きさだし、質感も良く出ています。高野豆腐そのもの質感がお城によく合っていてとても素晴らしいですね!

上沼工場長さん:ありがとうございます。この高野豆腐はとても栄養価が高いのをご存知ですか?

高野豆腐1500枚の高野城
高野豆腐1500枚を使って造られた高野城!本格的で立派ですよね!!!

怜生:えっ、そうなんですか!母が時々作ってくれるのですが、特に意識した事はありませんでした。栄養価が高いとなると、とても嬉しいです☆

上沼工場長さん:良質なたんぱく源として戦後間もない頃とても注目されたんです。高野豆腐のたんぱく質の含有量は、大豆製品の中でも、はっきりと差がわかるほど多いんです。

怜生:へぇー!高野豆腐ってすごいんですね! 怜生は、高野豆腐の大ファンになりそうです!と言うか、東京に帰ったら、早速母に高野豆腐の料理を作ってもらいます!

上沼工場長さん:いいですねー。高野豆腐の大ファンになってください。私たちは、大豆が持っている様々な栄養素を毎日の食卓で手軽に摂っていただくために、高野豆腐のほか即席みそ汁や納豆といったいろいろな大豆製品も手がけてきました。

怜生:日本の食を考えてくださってるんですね。

上沼工場長さん:はい。日本が生んだおいしさを少しでも多くの人に、より良いカタチで届けられるように努力し続けています。

怜生:ありがとうございました!

旭松食品さんの商品を持って
旭松食品さんの商品を持って
左から熊谷さん(左)、湯沢さん(中)、上沼工場長さん(右)、怜生(後)
左から熊谷さん(左)、湯沢さん(中)、上沼工場長さん(右)、怜生(後)
旭松さんのシンボル! かわいい
旭松さんのシンボル! かわいい

すごいPCです! 円周率の世界はとても深くて、文系の怜生にはなかなかついていけませんでした。 でもサーバーを自分で組み立てたり、PCの熱を冷ますのにエアコンではなく扇風機を選んだり、 近藤さんご自身の選択で他の人には成し遂げられない世界記録を打ち立てられたのですから、 素晴らしい達成感があっただろうなと思いました。

ところで円周率5兆桁がどのくらいなのか全然想像がつかないので、紙と鉛筆で計算してみたんです。 1m×1mの紙に、横100桁、縦100行を書くとすると、1平方メートルの紙に1万桁が書けますよね。 その1平方メートルの紙が5兆桁だと一体何枚くらい必要で、その面積はどのくらいになるのでしょう。 最初はサッカー場1面くらいにぎっしりと並べた感じなのかな、と簡単に考えていました。 ところがところが・・・。

1平方メートル1枚が1万桁なので、5兆桁だと必要な枚数は5億枚。5億枚!? 1平方メートルの紙が5億枚って、あーにわかに想像できない〜(;_;)。 横に5万枚並べるとすると、縦に1万枚?でいいのかな。5万×1万=5億になりますよね。それって横に5万枚だから、横に50km。縦に1万枚だから、縦に10kmってことですよね。50km×10kmの面積に、ぎっしり並べると5兆桁になるのです。なんだかよくわからないので、皆さん計算してみてください(笑)すごいですよね!

2日目は旭松食品天竜第1工場さんへお伺いし、納豆菌開発のお話や、高野豆腐の工場見学をさせていただきました。大豆という、昔からの日本の食生活に欠かせない食材に正面から向き合って積極果敢に挑戦されている姿はやはり、業界の牽引車たるべき由縁なのだなと実感せざるを得ませんでした。

今日は、40度を超えるような暑いところから、マイナス8度の超寒いところまで、高野豆腐の製造工程をつぶさに勉強させていただきました。納豆文化村の怜生なのに、高野豆腐にもすごい興味がわいていま〜す(笑)

でも本題は、納豆菌で臭いを制御する技術のお話や、研究室で新製品の開発や品質管理のお話ですからね!

旭松食品株式会社
〒399-2561
長野県飯田市駄科1008番地
TEL 0265-26-9031 / FAX 0265-26-7097 http://www.asahimatsu.co.jp

朝比奈怜生
上沼工場長さんがさりげなく渡してくださった作りたての高野豆腐は、今まで食べた高野豆腐の中で1番おいしかったです。

気温や湿度などとても厳しい環境の中でおいしい高野豆腐をつくるという1つの目標のもとに、皆さん工場の中で働き続けているところを実際生で見て、プロの方は違うなと感動しました。 なっとういち美味しいですよ〜
すごく暑いところも、すごく寒いところも、それぞれが美味しい高野豆腐を作るために存在します。 美味しいものをつくるということは、これ程努力、労力を使う大変なことなんだなあ、と改めて考えさせられました。 厳しさへの挑戦があるからこそ、美味しさへのこだわりがより生きるのでしょうね。

日夜研究に励まれている研究室の皆様、厳しい環境下で日夜工場で働かれている皆様、おかげさまで美味しい高野豆腐やこだわりの納豆が安心して食べられます。これからもいい製品を作り続けてくださいね。

納豆文化村:朝比奈怜生


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