■審査の様子■
【審査が始まります】 福島ビューホテル本館3階の安達太良の間Tにて審査が行なわれました。
8:30に審査員が入場し、紙皿と箸を持って第一次審査開始です。大粒が58点、小粒が67点並べられ、計22名の審査員の方々が、大粒部門と小粒部門に分かれて審査します。5つの項目を評価し、5点満点の整数で出展納豆それぞれに点数をつけるそうです。
会場には報道陣もたくさんいました。納豆が健康食、ダイエット食と騒がれている今、日本一の納豆を決めるこの鑑評会は、様々なメディアから注目されています。
【第一次審査の様子】 審査員の方々は、最初に納豆をじっくり見て、自分の紙皿に納豆を乗せて匂いを嗅ぎ、ぐるぐるとかき混ぜて糸引きを確認していました。その後に1、2粒口に含み、ゆっくり噛んで味わっていました。皆さん真剣な表情で納豆に評価をつけていきます。
会場内は納豆の匂いにつつまれていて、ふと、この中で一つ一つの納豆の匂いを嗅ぎ分けられるのかなぁと疑問を持ち、あとで先生方に聞いてみると「もう慣れちゃったからねぇ。何年も納豆の近くにいると、自然と嗅ぎ分けられるようになるんだよ。」と教えて下さいました。
5つの評価項目はすべてチェックするのですが、納豆をみる最大のポイントは審査員の先生によって違います。噛んでみてすぐに糸がプチっと切れてしまわないか、納豆がきれいな飴色でツヤがあるか、口に入れたときに純粋においしいと感じられるか、硬すぎもせず柔らかすぎない納豆に仕上がっているかなど、事細かにチェックしていきます。
会場には、水やおしぼりなどが置かれた机が4ヶ所設置されていました。中には水の入ったコップを持ちながら移動する審査員の方もいました。
第一次審査が終了すると、納豆の試食をすることができました。
【第二次審査の様子】 第一次審査から第二次審査に上がったのは、大粒が16点、小粒が17点でした。どちらも一審で合計39点以上の評価を受けた納豆なので、どれもつわものぞろいです。
審査員の先生達が大粒も小粒も両方審査します。一次審査のときよりさらに真剣な顔で、一つ一つの納豆の違いを味わっていたように見えました。
二次審査が終わり、出てきた先生にお話を聞くと、「二次審査では一次審査の時より会場の状態が良く、味も匂いも良くわかるので評価をつけるのがとても難しい。おそらく同点も出てくるだろう。」とおっしゃっていました。
いよいよ納豆の日本一が決まるんだなぁとワクワクしてきます。
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