第21回気仙沼大会《ダイジェスト版》
宮城県気仙沼市に194点が大集結。 |
第21回審査結果
日本一は愛知県の山下食品さん。 |
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No90 20th鑑評会当日。早食い大会、納豆食堂、ねば〜る君! |
No89 20th鑑評会前日。偕楽園に水戸黄門像。納豆記念碑にねばり丼。 |
No70 世界最小の納豆屋 毎日12個は至高の12個 |
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No.164 ショートケーキ風ミニタルト
カラフルで可愛く出来ました☆ |
No.133 生ハムと黒豆のカナッペ
黒豆納豆が見事にマッチ! |
No.117 シュー納豆
ブルーベリーと黒豆が絶妙☆ |
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★工場見学★
それでは早速工場見学です。今日は暖かいなと思っていたのですが、お昼を過ぎた頃からだんだんと寒くなってきました!!乾燥した大豆を扱っているし冷蔵庫には入らないから防寒はいっかと考えていましたが甘すぎでした。だけど取材はきちんとしなくては!!そんなことを考えながら工場に入る前に、苫小牧埠頭さんに最新鋭の選別機械を一式納入されている原田産業さんの堀井さんに、選別についての要素を教えていただきました。
<堀井さん> まず基本から。大豆を選別するには5つの要素があります。1大・小。2形状。3比重。4色彩。5物質の質性。
それらの条件を様々な機材を使って調べてゆき均等な大豆を選別していくんです。機械は大きく分けて3種類。大まかに選別する粗選別、順に一般選別、仕上げ選別があります。仕上げ選別に進むに従って一粒一粒チェックされてゆくようになります。
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↑ニューマチックアンローダー 大豆は苫小牧埠頭に着くと、大型化した掃除機のような役割をする、ニューマチックアンローダーで吸い取られサイロに受入されます。 お客様のご要望によりバケット荷役もされています。
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←原料投入ホッパー ここは選別工場への大豆の入り口のようなもの。人間の手で直接投入、もしくはコンテナやダンプから1時間に15トンもの大豆が工場内に吸い上げられ、工場内にある原料タンクに入れられます。大豆を選別していく工程には、粗選別・一般選別・仕上選別と三種類があります。→粗選別機 各工程において何種類かの機械を使って大豆を選別していくそうです。
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↑比重差選別機 物質の比重の違いを利用して大豆とその他を選別します。 これは「揺らす」「煽る」を用いたものです。 板の高さを平らではなく、斜めに設置し、上下に早く揺らします。その板は突起が付いており、板の下からは風が吹き出しています。(大根おろし用のおろしを想像してください。その板の下から風が吹き、表面はザラザラしているのと似ています。)
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これを揺らすことによって、比重の重たい大豆はその突起に引っかかりながら、また押されて上へ上へと上ってゆき、比重の軽い、枝やさや・雑草の実などは少し浮いた状態で下へ下がってゆきます。
→石抜機 選別の原理は「比重」で真比重選別機と同じですが、ただ条件が逆になります。つまり比重の重たい物を取り除く機械です。大豆より比重の重たいものの代表は小石やガラスなどです。 同じ原理でも様々な工夫を凝らした機械を使ってより念入りに選別していっているのですね!←取り除かれた小石 |
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↑三原さんと制御盤の前で
こちらの工場はすべてコンピューター制御されており、それぞれの機械の稼動状況などが一目でわかるようになっていました。 工場内を見学してきた彩乃ですが、これほどまでにたくさんの機械があると頭の中が少し混乱気味でしたが、この制御盤のお陰で頭の中をスッキリ整理することが出来ました。
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20〜30年前は「粗選別工程」のみでも原料大豆を選別しているということで、最先端を行くメーカーと言われていたそうです。しかし消費者の目が厳しくなり異物混入対策が必須となった近年、これほどまでしっかりとした選別が必要となってきているのですね。
私達が美味しく大豆製品を食べられるのはしっかりとした選別機械ときちんとした工場管理の賜物なのだな、そう改めて感じた工場見学でした。 ↓左から原田産業・堀井さん、選別オペレーターの西さん、塚田さん、彩乃。
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工場見学の後、今まさに大きな貨物船から荷を下ろしている巨大アンローダ(本船揚げ装置)を見せていただきました。 このアンローダーは1時間に800トンの荷揚げ能力があるそうです。他にも400トンのもの1系統、300トンのものが2系統。すごい荷揚げ能力ですね!! このアンローダーの横には直接パナマックスサイズ65、000トンクラス(縦幅220メートル、横幅36〜37メートル)も接岸できるすごい岸壁なのです。
→対岸から見た苫小牧埠頭のサイロ群
見れば見るほど本当に大きい。こんなにも広大な苫小牧埠頭にはまだまだ見えていない何かがあるはず! そう考えさせられた苫小牧埠頭でした。
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今回の苫小牧埠頭絵日記はずっと時間に追われていたような感じでした。その分とても時間を有効に、そして有意義に過ごすことが出来ました。それもこれも広い広い敷地にてサイロを自由自在に扱っている三原さんや阿部さんに貴重な時間を割いていただけたお陰です。お忙しい中知識の乏しい私に、わかりやすくお話をお聞かせ下さいましてありがとうございました。 原材料の受け入れ、保管、高度な選別、物流までの苫小牧埠頭さんの総合力で北海道内のメーカーさんに届けているのがわかりました。これからもその総合力を存分に発揮されて北海道の大豆食品や産業の発展のためにご発展されることをお祈りしております。今回このような機会を作ってくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。
納豆文化村:椎名彩乃
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