−納豆は、食を彩る 主人公− >


第21回気仙沼大会《ダイジェスト版》
宮城県気仙沼市に194点が大集結。
第21回審査結果
日本一は愛知県の山下食品さん。

No90 20th鑑評会当日。早食い大会、納豆食堂、ねば〜る君!
No89 20th鑑評会前日。偕楽園に水戸黄門像。納豆記念碑にねばり丼。
No70 世界最小の納豆屋
毎日12個は至高の12個

No.164 ショートケーキ風ミニタルト
カラフルで可愛く出来ました☆
No.133 生ハムと黒豆のカナッペ
黒豆納豆が見事にマッチ!
No.117 シュー納豆
ブルーベリーと黒豆が絶妙☆














奥只見山荘
再び車に乗り込み、たくさんのログハウスの中を抜けてゆくと佐藤さんがよくお世話になっている「奥只見山荘」に到着。入り口には太くて立派な欅の柱がお出迎え。中は心地よくひんやりとした全て木作りの玄関。「20年前に、こちらに私の魚拓を置かせてもらっていたんだ」と話す佐藤さんの前にはたくさんの魚拓や写真が。朝早くにも関わらず、宿主のおじさんが迎えてくれました。私が感激しているとおじさんはとっても人懐っこい笑顔であはははは。おっきな人ですねぇ♪
→入り口でパシャリ

どうぞどうぞと薦められた木のいすの上に・・・狸!!狸の毛皮が2体(2枚ですよね。)!!顔の隅々から手足も全部くっついたとっても高級そうな毛皮が何気なく座布団のように広げられていました。

←彩乃が右手に持っているのが顔。
左手に持っているのが手ですよ。

→釣りの話をするときは 両手を 縛っておけ
開高健

釣り人が逃した魚(釣った魚にもいえるのかな)のことを話すとき、話せば話すほど、両手を広げる幅が広がっていくんだそうです。なるほど!!とうなづくと同時に、私も注意しなくちゃと反省させられました。


まだまだ雪があるんです!!
こちらはものすごい豪雪地帯。ピーク時には道路標識のところまで(佐藤さん曰く、電柱が埋まってしまうくらい)雪が積もってしまうそうです。なので、スキーは雪が溶け出した3月中旬から。今年は偶然にも今日(5月11日)までスキーシーズンなんだそうです。「これからは釣りですねー」と佐藤さん。とっても嬉しそう!!宿主のおじさんのご好意で、隣のお部屋も見せていただくことに。どんなお部屋なんだろう…
新しい畳の気持ちいい匂い部屋中には立派な岩魚や桜鱒(さくらます)の標本が!!あまりにも大きくてきれいだからレプリカだと信じ込んでいたら、なんと本物。釣り上げたものをホルマリン漬けにして肉や内臓を取り出し皮だけに。そして乾燥したら皮に樹脂を流しこんで完成。全ての行程を終え、手元に届くには6ヶ月位かかるそうです。釣り上げた人は待ち遠しいったらないですね!!
→大きな大きな桜鱒でしょ♪

←どっしりとした雰囲気漂う素敵な座敷机
また座敷机もすごかった。とちの木の無垢の一枚ものを使った分厚い座敷机。東京じゃよっぽどのことをしなければ手にも入らないような机でした。私は木のことも机のことも、もちろん家具のことも詳しくはないけど、これは相当すごい物だということはひしひしと伝わってきました。一財産になっちゃうかも!!

剥製に混じって部屋の一角にうねうねと伸びた茶褐色の幹がありました。これはとっても珍しい山葡萄の蔓(つる)らしく、「えっ?幹じゃなくて蔓??」っと驚いてしまいました。昔、根回り6mの内外のブナの大木に絡まって、高さ数十メートルにまで伸び、無数の葡萄房がなっていた大きな大きな山葡萄の蔓なのだそうです。あまりにも珍しいということでみんなで分けたそうですよ。
→山葡萄の蔓
それにしてもふとーいツル!!幹は一体どんなものだったんだろう?? よくよく部屋を見渡すと、どの部屋もしっかりとして美しい柱を構えている様子。理由を伺ったところ、積雪の重さに耐えられるようにとの事。納得です!!
最後に山荘の正面に軒を連ねているログハウスにも案内していただきました。中に入ってみると想像以上の本格的仕様にまたまたびっくり。ログハウスには入ったことはあったけど、内装は普通の家と同じものという物が多かったので、リビングはもちろん、キッチンから洗面所まで全ての内装が丸太でできているのに感動してしまいました。まだ少し寒いけど、真夏にきたら最高だろうなぁ。丸太がひんやりとして、心身ともに余すところなく癒してもらえそう♪下では駐車もできるしバーベキューもできるようになっていました。また、さすが温泉地帯。外にはログハウスの温泉もありました!!文句なしの1000点満点でした!


自然がいっぱい
←桜が咲いてますよ
奥只見湖では積雪、新芽、桜が一度に楽しめるとっても不思議で神秘的なところ。たくさんの方が釣りを楽しんでいました。途中、大きな大きな網を持っている方を発見!!子供だって捕まえられそうな大きさでびっくりしていると佐藤さんが、
→ここで佐藤さんと一緒にパシャリッ
「あれくらいの網じゃないと大物を上げられないんだよ。岩魚だって大きいヤツなら50センチ60センチはあるからね。以前、大物を釣ったときに網がなくて、どうしようもないから座っていたビールを入れるプラスチックのケースで上げたことがあった友人がいたよ!!」とのこと!!ひえぇ〜☆こんな話をしているうちに佐藤さんの瞳がキラキラキラリン。もうウズウズということで、ここで佐藤さんとはお別れすることになりました。今日は本当に色々なところへ連れて行ってくださいましてありがとうございました。

近くのお土産屋さんのとなりに大きな看板。近寄ってみると“イヌワシのふるさと”とかかれていました。耳を澄ませば、チチチチ、ピーピー、チュチュチュ、ヒヒヒヒ、ピューピューとたくさんの鳥の声。奥只見湖最高です。
途中できのこや山菜を売っている道路わきの露店で、山菜を購入。昨日食べて美味しかったコシ油(佐藤さん曰く、腰をつまんで腰脂。−笑−)とふきのとう、うるい、油こごめを買いました。今夜も天ぷらとおひたしだ!!
帰路、小出インターに入る前に小出町総合ビジターセンター「かたっくり」に寄ってきました。魚沼コシヒカリや山菜など郷土品を売っていたり、食事ができたり。小出の香りいっぱいの素敵な木造の建物です。そこでナント、大力納豆さんの納豆茶漬がレジのカウンターの上に!

→大力納豆御膳がありました☆
それにお食事処では、要予約の大力納豆御膳が! 魚沼はどこに行っても必ず大力さんだぁ! 最後の最後にも大力さんの知名度、力強さを感じました。


→路肩の山菜屋さんで。干してあるのは蛇ではなくてワラビですよ!彩乃は一瞬冷や汗が出ました。乾燥まむしかと…
感想
あっという間の半日でしたがこうやって振り返ってみると、この上ないほど充実した時間を過ごしていたのだなぁと改めて実感しました。
新緑にあふれた大地に厚く積もった残雪、どこまでも透き通る雪解け水、そして5月の第3週目という時期にも関わらずの桜。日常では味わうことのできない心地よさを与えてくださった佐藤さんには感謝の気持ちで胸がいっぱいです。そう、この旅の本当の主人公は山ノ下納豆の佐藤さんなのです。佐藤さんの釣への情熱、そして温かさがエッセンスとなりこの旅を最高に楽しいものにしてくださいました。心からありがとうございますという気持ちでいっぱいです。
また、美味しいコーヒーとドラ焼、大きな大きな岩魚や桜鱒を見せてくださった、「奥只見山荘」のご主人さん。40歳を過ぎたら性格がそのまま自分の顔に現れると聞きますが、ご主人の顔ほど素敵な顔はありません。私もご主人のような顔になれるよう(女は30歳を過ぎたららしいのですが)心を銀山湖のようなに大きく澄んだものになるよう日々努力していきたいと思います。本当に皆様、ありがとうございました。
また必ず、銀山湖に足を運びたいと思います!!
椎名彩乃

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